インスリンと亜鉛

インスリンと亜鉛

インスリンを分泌させるために、亜鉛は有効な成分として期待されています。

 

 

亜鉛とは、人間が生命活動するために必要なミネラルで、
主に栄養の代謝に必要な酵素を作る成分として不可欠です。

 

 

炭水化物、脂質、たんぱく質の代謝や、
免疫力の維持・向上などの生体反応に関わる
体内酵素は約何千種類も存在します。

 

 

そのうち、亜鉛は約200種類以上もの酵素を構成する重要な成分です。

 

 

亜鉛は人間の体全体には約2 gあり、血液や皮膚などに多く存在します。

 

 

その他にも、骨や腎臓、肝臓、脳、毛髪など
新陳代謝の活発な細胞に多く存在しており、
男性の場合は前立腺に最も多く存在します。

 

 

この亜鉛がインスリンに作用し、
血糖値の安定に役立つといわれています。

 

 

インスリンはα鎖(21個のアミノ酸)と
β鎖(30個のアミノ酸)の2つのペプチドでつくられています。

 

 

亜鉛は2つのペプチドの鎖を繋げて、
安定させる時に必要とされています。

 

 

簡単に言えば、インスリンをつくるために亜鉛が必要なのです。

 

 

そのため、亜鉛が不足すると、
体内でインスリンが正常につくられなくなるのです。

 

 

また、糖尿病の患者の尿を調べたところ、
通常の人に比べて、尿中の亜鉛排出量が多いといいます。

 

 

そのため、糖尿病の患者は、
慢性的な亜鉛不足の状態にあります。

 

 

実際、糖尿病の方に
継続的に亜鉛を摂取してもらったところ
血糖値が安定した例もあります。

 

 

また、亜鉛はインスリン以外にも
男性ホルモンや成長ホルモンの合成に必要なミネラルです。

 

 

亜鉛の摂取量としては、
一日あたり30mg程度が必要になります。

 

 

ちなみに、亜鉛は汗で流れやすいため、
夏場は特にしっかりと摂取するようにしましょう。

 

 

また、亜鉛を摂取するタイミングとしては、
食後よりも、食間など胃がからの状態で摂取したほうが良いとされています。

 

 

また、夜寝る前に集中的に摂取したほうが良いとされています。