インスリンと分泌の流れ

インスリンと分泌の流れ

インスリン分泌されると、細胞膜の表面にあるインスリンレセプターと結合します。

 

 

レセプターとは受容体のことで、インスリンを受け入れるものです。

 

 

インスリンのレセプターは、αサブユニットとβサブユニットが結合したものです。

 

 

インスリンは、αサブユニットと結合します。

 

 

αサブユニットにインスリンが結合すると
ベータサブユニットの中にあるチロシンキナーゼという
酵素が活性化し、IRSsと呼ばれるタンパク質がチロシンリン酸化されます。

 

 

すると、IRSsはPI3キナーゼという酵素を活性化します。

 

 

PI3キナーゼが活性化されると、
GLUT4といわれるタンパク質がブドウ糖を運び、
細胞への取り込みを促進します。

 

 

しかし、インスリンが分泌されていない時でも
GLUT4が活発に働くことがあるのです。

 

 

それが、トレーニングなどの高強度の運動時です。

 

 

トレーニング時には、エネルギー源であるATPが活発に使われます。

 

 

すると、AMPKという酵素が活性化され、
インスリンが分泌されなくてもGLUT4がブドウ糖を細胞内に取り込み始めます。

 

 

つまり、AMPKの活性化が、
インスリン分泌と関係なく、GLUT4を活性化するのです。

 

 

また、トレーニングなどの運動をしなくても、
AMPKを活性化させる方法があるのです。

 

 

それは、アディポネクチンというタンパク質が
何らかの方法で増やしてあげると、AMPKを活性化されるのです。

 

 

この、アディポネクチンを増やす方法としては
特定の栄養素を摂取すると増加することがわかっています。

 

 

◆アディポネクチンを増加せる栄養素
・アルギニン
・EPA
・大豆タンパク
・食物繊維
・マグネシウム

 

 

これらの栄養素を積極的に摂取することで、
インスリンが分泌されたのと同じ体内反応が起こります。

 

 

また、インスリンが分泌過剰に分泌されないので、
脂肪の合成を促進することなく、体に栄養の取り込みができます。

 

 

このことは、糖尿病の予防や改善に役立つと期待されています。